私たちは、常にお客さまの利益をお守りするという重大な責任を果たすために、誠実かつ公正にお客さまに接し、全従業員が保険のプロとしての意識を高く持って業務を遂行する体制を構築します。また利益相反を適切に管理するために、規定・マニュアルに沿った研修を実施するとともに、利益相反を引き起こしづらい環境を整えます。

具体的行動

1. 社会的責任を果たすための研修の実施
   営業成績についての研修だけではなく、コンプライアンス研修を基本とし、各種法令、マナーや身だしなみ、言葉遣い等、必要に応じてテーマを変えて実施します。これにより職業倫理を身に着け、社会的責任を全うするための行動を促します。
2. 人事評価
   募集人自身の目先の利益に惑わされることなく、常にお客さま本位の対応をすることができるように、当社の人事・業績評価において新規契約成績のみで評価せず、お客さまの利益を創出するための行動や、そのための資格取得、法令等の遵守といった業務のクオリティに重きを置いた評価としています。
3. 採用基準
   当社の経営指針である持続可能な安定をお届けするためには、孫の代になってもお付き合い頂ける代理店になることが必要だと考えるため、業界未経験者を積極的に採用します。その理由は既に出来上がった個々の営業スタイルではなく当社独自の営業スタイルで活動できるようにすることにより、現在の担当者が変更になっても同一の知識・同一のスキルで問題解決に当たることで、お客さまに安心感を持って頂けると考えるためです。
4. 採用基準（業界経験者）
   経験者の採用に際しては業界特有の募集人が保有契約を保持したまま安易な自己の都合での保険代理店間の移動を防止するため、当社の経営における方向性や経営理念等の本質を理解し、かつ共感できる方のみを採用の対象とします。
5. お客さまアンケートの実施
   お客さまアンケートを実施し、苦情やお褒めの言葉等のお客さまの声を各支店で共有するとともに、いただいた声を当社の業務運営に活かします。

私たちは、保険商品やサービスの内容や選び方をお客さまにわかりやすく、丁寧にお伝えします。複雑またはリスクが高い保険商品を提案する場合は、利益だけでなく、お客さまのリスクについてより丁寧に情報提供を行います。

具体的行動

1. 重要事項説明書について
   お客さまにとって大切な情報が集約されている重要事項説明書をわかりやすく説明するためのロールプレイングトレーニングを実施し、改定等で記載内容が変更された際にも随時実施します。さらに重要事項説明書記載以外の内容で当社が重要と判断する内容をまとめた「契約確認シート」をお客さまにわかりやすく説明し、提供します。
2. 高齢者・障がい者に対する保険募集対応
   ７０歳以上のお客さまにはより丁寧にお伝えし、当社独自作成の「高齢者対応記録シート」に記録・保存します。障がいをお持ちのお客さまには「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」に基づき合理的配慮を行います。
3. 事故対応の事前説明
   事故が起きた際の連絡先をはじめお客さまにしていただく対応、代理店・保険会社の対応、必要な書類の確認などを契約の際にしっかりとお伝えすることで、実際に事故が起こってしまった際の不安を事前に解消します。そのために当社独自作成の「事故が起きたらシート」を提供します。

私たちは、お客さまを取り巻くリスクを分析し、お客さまの意向を踏まえたうえで、ふさわしい保険商品・サービスを提供しお客さまの未来をお守りします。

具体的行動

1. お客さまの意向把握
   お客さまの意向を十分に傾聴し、適切に把握することを徹底します。そのために知見共有を基礎とする事例を交えた研修を実施します。
2. リスク分析の結果としての保険募集
   賠償責任保険等の複雑な保険商品においては、お客さまの意向を最大限尊重したうえで保険ありきの考え方ではなく、お客さまを取り巻くさまざまなリスクにおいて保険商品が適切な解決策だと判断するものを基準に保険商品を提案し、その詳細を「募集記録シート」に記録・保存します。
3. リスクコンサルティング資格
   お客さまの状況に応じ、取り巻くリスクの分析能力を高めるために保険会社主催のリスクコンサルティング資格の取得を推進します。この資格は試験が年に一度のため、今年度については受講を推進します。
4. 満期継続時等の情報提供
   お客さまにふさわしい商品を提供するため、満期継続時やその他手続き時には現行契約の説明のみならず、お役立ち情報を提供し、お客さまが気付いていないリスクの洗い出しやその解決策を提供します。

私たちは、全従業員一丸となってお客さまをリスクからお守りします。そのために従業員の意識・知識・スキルを向上し、お客さまへ世代を超えて安心をお届けする体制を構築します。

顧客本位の業務運営に関する方針

具体的行動

1. 意識向上のための研修の実施
   経営理念および「当方針」に基づいた、保険のプロとしてあるべき姿を社内に浸透させるための研修を年に一度実施します。
2. 知識・スキルの向上のための資格取得
   高度な知識・スキル向上のために損害保険トータルプランナー、ファイナンシャルプランナー資格取得を推進し、資格取得者の増員を行います。
3. 人事評価への項目追加
   当方針の具体的行動の実施状況を人事評価の項目に加えることにより、実施の有無を目に見える形で評価できるようにし、かつ実現率を高めることができると考えます。